バイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ監督は、公式戦3試合で白星がない現状への批判を受けてチーム方針の変更を決断をしたようだ。17日付の独紙『ビルト』が報じている。
ブンデスリーガで首位に立ってはいるものの、現在チャンピオンズリーグ(CL)を含めた公式戦3試合で勝ちがないバイエルン。今季からチームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督に批判が集まり始めており、カール=ハインツ・ルンメニゲCEOも、リーグ第8節でフランクフルトと引き分けた後に「我々のパフォーマンスはバイエルンに値するものではない」と苦言を呈し、さらなる厳しさを求めている。
これを受けて、アンチェロッティ監督は「変化が必要だ」と語り、練習に臨む姿勢を変える決断をしたようだ。シュート練習では、鳴り物入りで加入しながら説得力のあるパフォーマンスを見せられていない19歳のMFレナト・サンチェスを監督自らマークし、強く押したり練習着を引っ張ったりして刺激を与えたという。
アンチェロッティ監督は、バイエルンでこれまで誰も成し遂げられなかった就任直後からの公式戦8連勝を達成した。 しかし、リーグ戦では昨季の同じ時期よりも勝ち点4少なく、前任のジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)の1年目よりも勝ち点2少ない。さらに、昨季に比べてチームの平均走行距離も4キロ少なくなっており、パス成功率も昨季より2%下がっている。
今季最初の壁にぶつかった絶対王者バイエルン。現地時間19日に行われるチャンピオンズリーグのグループステージ第3節PSV戦で勝利し、再出発を期す。
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