ミラン、連勝果たし3位に浮上。一体何が変わったのか?
「今日の試合は大きくて、ミランにとっては内容はどうであれ一歩前進する、もしかしたら今シーズンはすごくいい結果が出るのではないかっていうような、意味のある結果だったんじゃないかなって思います」
2日のサッスオーロ戦後、試合に出場のなかった本田圭佑は報道陣にコメントを残した。その際、リッカルド・モントリーボの交代でブーイングを浴びせたサポーターの行動を批判したことがクローズアップされてしまった(当人が強調したのだからこればかりは仕方がない)。
しかし彼は、チームのパフォーマンスにもポジティブな評価を残していた。これまではチームのサッカーに対してコメントをする際、厳しめの言葉も吐いていたのだが、この時は違った。
そしてミランはキエーボに勝ち、連勝を達成したのである。これで最近5試合で4勝1分け、順位は気がつけばローマと勝ち点で並ぶ3位に躍り出ていた。
次節は首位ユベントスと直接対決を迎える。勝ち点差が5あるため勝っても首位浮上とはならないが、上位争いの中に割って入ることはこれで確実となる。
この勢いは本物か。これまでと違い、果たして何が変わってきたのだろうか。
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