メルボルン・シティのティム・ケーヒル【写真:Getty Images】
オーストラリアの英雄が、その名声にふさわしい形での母国凱旋を果たした。現地時間15日に行われたメルボルン・ビクトリーとのダービーマッチで、メルボルン・シティのFWティム・ケーヒルがスーパーゴールを記録している。
17歳でイングランドへと渡り、プレミアリーグで長年活躍したケーヒルは、その後アメリカと中国でプレー。今年の夏に中国の杭州緑城を退団したあと、Aリーグのメルボルン・シティと契約を交わし、36歳にして初めて母国でプロ選手としてプレーすることが決まった。
2016/17シーズンのAリーグは先週のインターナショナルウィーク中に開幕したため、オーストラリア代表としてロシアW杯アジア最終予選を戦っていたケーヒルは開幕戦には出場できず。15日の第2節、メルボルン・ビクトリーとのダービーマッチがAリーグでのデビュー戦となった。
その試合の27分、ケーヒルはさっそく母国のファンにその力を見せつける。ゴールから約35m付近でバウンドしたボールに反応すると、GKが前に出ていたのを見逃さずダイレクトでシュート。美しい弧を描いたボールがゴールに突き刺さるスーパーゴールでチームに先制点をもたらし、4万人以上の大観衆を熱狂させた。
その後もゴールを重ねたメルボルン・シティは、ダービーマッチに4-1で快勝。開幕2連勝で順調にシーズンをスタートさせている。
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