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イラクのベイル、日本撃破に秘策あり?「特別な準備をしてきた」

text by 編集部 photo by Getty Images

アリ・アドナン
ウディネーゼに所属するイラク代表のアリ・アドナン【写真:Getty Images】

 イラク代表のアリ・アドナンは5日、翌日のロシアW杯アジア最終予選の日本代表戦に向けてラディ・スワディ監督とともに記者会見に臨んだ。

 チーム内で数少ないヨーロッパの第一線で活躍する1人であり、“イラクのベイル”の異名をとるアリ・アドナン。22歳の若手ながら中心選手として「我々選手にとってもイラクサッカーにとっても重要。明日の試合に向けて特別な準備をしてきた。イラクのために戦っていきたい」と意気込みを語った。

 普段はイタリア・セリエAのウディネーゼに所属しており、インテルの長友佑都やミランの本田圭佑と同じリーグでしのぎを削っている。本田とは昨季直接対戦した。

「日本の選手について特別に誰、というのは分からない」と語ったが、「日本の選手はほとんどヨーロッパでプレーしており非常にレベルが高い。それはよく理解している」とリスペクトを口にする。

 しかし、ピッチ上では全く関係ない。目の前の対戦相手を負かすために力を尽くすだけだ。アリ・アドナンは「明日、イラクは僕も他の選手たちも“ワンチーム”でプレーしたい。右でプレーしても左でプレーしても自分の力を発揮したい」とチーム一丸となっての勝利を誓った。

 “ベイル”と呼ばれる通り、アリ・アドナンの左足は日本にとって脅威になる。他にもイラクには若く才能のある選手達が揃っており、近年ユース年代ではアジア地域で突出した実績を残している。A代表も着実に力をつけており、今予選2連敗中とはいえ油断すれば足元をすくわれかねない。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

【了】

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