ジャック・ウィルシャー【写真:Getty Images】
今夏アーセナルからボーンマスへの期限付き移籍を決断したジャック・ウィルシャーだが、完全復活への険しい道のりで苦しんでいる。
英紙『デイリー・メール』によれば、度重なる負傷によって2014年以来90分間フル出場していないウィルシャーは未だに調整不足だという。そのため今季も先発して途中交代という試合が続いている。
当面はフル出場できるコンディションを取り戻すため、リーグ戦のみに集中するようだ。ボーンマスのエディ・ハウ監督はカップ戦にウィルシャーを起用しない方針でいる。今季最長のプレーは先月24日に行われたエバートン戦の76分間だった。
また、徐々にかつての姿を取り戻しつつあるウィルシャーはガレス・サウスゲート暫定監督が発表した最新のイングランド代表メンバーから漏れた。しかし、ハウ監督は24歳の司令塔が代表復帰を目標に努力を続けていると明かした。
「ジャックはイングランド代表のためにプレーしたがっている。それはいくつかある中でも彼にとって最大のモチベーションになっている。彼は必死だよ」
不真面目なバッドボーイのイメージが先行し、才能を持て余している感のあったウィルシャーは昔の自分を捨て、生まれ変わろうとしているのだろうか。コンディションやプレーの質は試合を重ねるごとに向上しており、完全復活の日は確実に近づいている。
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