バルセロナのルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】
バルセロナのルイス・エンリケ監督は、セルタとの試合で敗戦に繋がるミスを犯したGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンを擁護している。2日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』などが試合後の指揮官のコメントを伝えた。
現地時間2日に行われたリーガエスパニョーラ第7節の試合で、バルサはアウェイでセルタと対戦。前半で0-3とリードされたあと、後半には一旦1点差まで詰め寄ったが、守護神の不用意なプレーにより反撃の勢いを断ち切られてしまった。
自陣エリア内でボールを受けたテア・シュテーゲンは、プレッシャーをかけに来たセルタのMFパブロ・エルナンデスを浮き球のパスでかわそうとして失敗。ボールはP・エルナンデスの頭に当たってゴールに転がり込み、セルタが4-2と突き放した。終盤にもう1点を返したバルサだが、結局3-4での敗戦に終わっている。
L・エンリケ監督は試合後に、「満足できるはずはない」とコメント。「今日は我々にとって最高の夜ではなかった。1対1に敗れたり、何度も先を読まれてしまったり、良い状態ではなかった。相手より劣っていた」と悔しさを見せた。
だが、決定的なミスを犯した守護神を責めようとはしない。「あの場面ではもっと簡単な選択肢があったのは確か」だとしながらも、「試合に敗れる時は全員で敗れる。その一番目は私だ」と述べ、特定の選手に責任を負わせるべきではないことを強調した。「バルサのGKはリスクを冒さなければならない」と、プレースタイルを変える必要がないことも主張している。
この試合に勝てば単独首位に浮上できる状況だったバルサだが、チャンスを活かすことはできなかった。アトレティコ・マドリーやセビージャにも抜かれ、4位に順位を落としている。
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