期間限定の現役復帰を果たした元浦和のワシントン氏【写真:Getty Images】
かつて東京ヴェルディや浦和レッズで活躍したワシントン氏が、母国ブラジルのアマチュア選手権のECキリリムで現役復帰を果たした。ECキリリムがクラブ公式フェイスブックで発表している。
ブラジル代表で10試合3得点という成績を持ち、2001年コンフェデレーションズカップにも出場したワシントン氏は2005年に当時J1の東京Vに加入し、33試合22得点を記録。チームがJ2に降格したことを受けて2006に浦和に加入した。
浦和では2006年にJリーグ優勝、翌2007年にはJリーグ史上初となるACL優勝を成し遂げ、クラブW杯では3位入賞の立役者となったが、そのシーズン限りで退団となった。
その後はフルミネンセやサンパウロでのプレーし、2011年に持病だった心臓病への懸念から現役を引退。セカンドキャリアでは実業家や市議会議員も務めた。
ワシントン氏は過去に大きな心臓病を克服していることから、自身の心臓が動いていることを証明するために左胸を叩くゴールパフォーマンスが有名で、母国ブラジルでは「ブレイブハート」として知られているという。
ブラジルメディア『グローボ・エスポルテ』によれば、ワシントン氏の加入はECキリリムのクラブ創立90周年を記念してのもので、数試合の期間限定契約だと伝えている。
ECキリリムは公式フェイスブックで「我々は新たな選手に“ブレイブハート”ワシントンの加入を発表できて嬉しく思う。彼はサンパウロやポンチプレッタ、フルミネンセ、そしてブラジル代表でプレーしてきたエースで、日本ではブラジルサッカーの象徴だった。ようこそキリリムへ、ワシントン!」と、41歳で現役復帰を果たした元セレソンのストライカー加入を報告した。
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