フランチェスコ・トッティと瀬戸貴幸【写真:Getty Images】
ルーマニアのアストラ・ジュルジュに所属するMF瀬戸貴幸は、ヨーロッパリーグ(EL)で対戦したローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティのプレーに強烈な印象を受けたようだ。30日に自身のブログで賛辞を送っている。
現地時間29日に行われたELグループステージ第2節の試合で、昨季ルーマニア王者のアストラはローマと対戦。敵地スタディオ・オリンピコに乗り込んでの試合は、0-4の完敗という結果に終わった。
圧巻のプレーを見せたのが、2日前に40歳の誕生日を迎えたばかりだったトッティだ。この試合では90分間出場し、2アシストで快勝に貢献。試合後には「25歳の時でさえこんなに調子が良かったことはない」とコンディションの充実ぶりをアピールするほどだった。
トッティと同じくフル出場を果たした瀬戸は、試合後に自身のブログで「完敗でした」とコメント。「これがルーマニアとイタリアの差かな。チームとしてほとんどなにもできなかった」と力の差を認めつつ、「立ち上がりのチャンスを決めていたらどんな展開になっていたかわからない」と反省の弁を述べた。
特に印象的だったのはやはり、この日のマン・オブ・ザ・マッチにも選出された大ベテランのプレーだった。ローマの“10番“のプレーについて「ほとんどワンタッチプレーじゃないかな」と述べ、「トッティは40歳だけど、さすが王子」と称賛の言葉を送っている。
この敗戦により、アストラはELグループステージで2連敗。勝ち点ゼロで最下位に沈み、決勝トーナメント進出に向けて厳しい状況に置かれている。次節はチェコのプルゼニとアウェイで対戦する。
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