日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は29日、ロシアワールドカップアジア最終予選に向けた日本代表メンバーを発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、全26選手を招集。そのうち15人を海外組が占めている。
今季の海外組の多くは所属クラブで出場機会を掴むことに苦労しており、川島永嗣に至ってはいまだベンチ入りすらできていない。また、チャンピオンズリーグに出場している清武弘嗣、岡崎慎司、香川真司はいずれも2試合連続で出場なしという状況だ。
今回の代表メンバーに招集された海外組のうち、出場率70%を上回っているのは酒井高徳、酒井宏樹、原口元気の3人のみで、本田圭佑と宇佐美貴史は5%を下回った。
会見でハリルホジッチ監督は「残念ながら、まだ海外のフットボールとは歴然とした差がある」「日本と欧州のサッカーは違いすぎる」と言及していたが、実践感覚の乏しい選手を代表戦で起用した際に良好なコンディションで試合に挑むことができるのかどうか、不安が募る。
出場時間および出場率は以下の通り。
▼GK
・川島永嗣(FCメス)
出場試合:0試合/全2試合(0分/全180分)
出場率:0%
▼DF
・酒井宏樹(マルセイユ)
出場試合:7試合/全7試合(549分/全630分)
出場率:87.14%
・酒井高徳(ハンブルガーSV)
出場試合:6試合/全6試合(540分/全540分)
出場率:100%
・長友佑都(インテル)
出場試合:2試合/全7試合(180分/全630分)
出場率:28.57%
・太田宏介(フィテッセ)
出場試合:4試合/全8試合(269分/全720分)
出場率:37.36%
・吉田麻也(サウサンプトン)
出場試合:3試合/全8試合(270分/全720分)
出場率:37.5%
▼MF
・長谷部誠(フランクフルト)
出場試合:4試合/全6試合(325分/全570分※)
出場率:57.01%
・香川真司(ドルトムント)
出場試合:4試合/全9試合(296分/全810分)
出場率:36.54%
・清武弘嗣(セビージャ)
出場試合:5試合/全11試合(451分/全1020分※)
出場率:44.22%
▼FW
・本田圭佑(ミラン)
出場試合:2試合/全6試合(18分/全540分)
出場率:3.33%
・宇佐美貴史(アウクスブルク)
出場試合:1試合/全6試合(9分/全540分)
出場率:1.67%
・原口元気(ヘルタ・ベルリン)
出場試合:8試合/全7試合(532分/全750分※)
出場率:70.93%
・岡崎慎司(レスター・シティ)
出場試合:6試合/全10試合(334分/全930分※)
出場率:35.91%
・武藤嘉紀(マインツ)
出場試合:4試合/全7試合(116分/全660分)
出場率:17.58%
・浅野拓磨(シュツットガルト)
出場試合:4試合/全4試合(241分/全360分)
出場率:66.94%
※印はカップ戦での延長戦時間を含む
【了】