ケルンの大迫勇也【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は29日、ロシアワールドカップアジア最終予選のイラク戦(ホーム)およびオーストラリア戦(アウェイ)に向けた日本代表メンバーを発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は26人の選手の名前を読み上げたが、その中にケルンの大迫勇也は含まれなかった。
今季はリーグ戦で2試合連続となるゴールを決めて現地メディアからも高い評価を得ており、およそ1年4ヶ月ぶりの代表復帰待望論もあったが、今回も選外となった。
ハリルホジッチ監督は大迫も視察していたと明言するも、「リストは15日前に提出しなければならなかったが、その後に2得点を決めた。彼は1年経ってようやく2ゴールを決めた。もちろん彼はずっと追跡している。これをずっと継続してほしいと思う」と述べた。
また、「1点、2点取ったからと言って呼べるわけではない。武藤(嘉紀=マインツ)も岡崎(慎司=レスター)も2得点で、浅野(拓磨=シュツットガルト)も同じだ」としながらも、今後大迫が代表に復帰する可能性について、ハリルホジッチ監督は次のように述べている。
「大迫は興味深い選手である。得点を取り続けていればフィジカル的にも面白い選手だ。今回は岡崎、浅野、武藤にチャンスを与えることになったが、大迫は今の状態を続ければ入るチャンスはあると思う。A代表に入りたければ何が必要かを理解している」
リスト提出後に2試合連続ゴールを決めた大迫だが、ケルンでゴールを決め続けることが出来れば代表復帰の可能性も高まりそうだ。
(取材・文:編集部)
【了】