元MLSのGKタリー・ホール【写真:Getty Images】
メジャーリーグサッカー(MLS)で150試合以上に出場し、今年の夏に現役を引退した元GKが、警察官としての”セカンドキャリア”を歩み出すことを明らかにした。
31歳の元GKタリー・ホールは、キャリアの初期をデンマークで過ごしたあと、2009年にMLSのヒューストン・ダイナモに加入。不動の守護神として活躍し、アメリカ代表への招集も経験した。2015年は新規参入チームのオーランド・シティでプレーし、今季はDCユナイテッドに在籍していたが、7月に現役引退を表明した。
そのホールは、再びオーランドに戻ることを決意した。だが、選手としての復帰でも、コーチや監督への就任でもない。17日にオーランド警察署がツイッターで動画を投稿し、元GKの”加入”を発表した。「オーランド・シティのファンの皆さん、ピッチ外で見ると彼が誰なのか分からないかもしれませんが、GKタリー・ホールはまもなくオーランド警察の制服を着ることになります!」とコメントしている。
ゴールを守り続けた男は、今後はオーランド市民を守っていくことになった。GKらしく193cmと大柄なホールは頼もしい警官となってくれることが期待できそうだ。
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