新天地を探しているエマニュエル・アデバヨール【写真:Getty Images】
かつてアーセナルやマンチェスター・シティ、レアル・マドリーやトッテナムといった強豪クラブでプレーした経験があるトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールが、リヨンとの移籍交渉が破談になった理由について明かした。18日付の仏紙『レキップ』が報じている。
昨季で契約満了のためクリスタル・パレスを退団したアデバヨールは、現在無所属だ。最近には新天地を求めてリヨンと移籍交渉を行っていたが、突然交渉が破談になった。そこで同選手は、チーム指揮官のブルーノ・ジェネシオ監督との会話について語っている。
アデバヨールは、「監督は僕に驚くべき質問をしたよ」と口を開くと、「彼は僕が結婚しているか、また息子はいるかってことについて知りたがっていた。そんなことはインターネットで調べれば分かることだ」と同監督からされた質問について明かしている。
さらに、「辛い状況にチームの若い選手たちにどのようなことを話すかということや、どのポジションが適しているかってことについて質問をして来た。すでに契約することで合意に至っていたにもかかわらず、まるで僕のことを全く知らなかったかのような質問をして来たんだ」と返答。
そして、「僕は15年間も(アーセン・)ヴェンゲル監督や(ジョゼ・)モウリーニョ監督や(ディディエ・)デシャン監督や(ロベルト・)マンチーニ監督の下で最も高いレベルでプレーしている」とジェネシオ監督への失望感について述べている。
なかなか移籍先が見つからない現在32歳のアデバヨール。今季の新天地は一体どこになるだろうか。
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