ニースのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
フランス・リーグアンで輝かしいデビューを飾り、復活の兆しを見せていたニースに所属する元イタリア代表マリオ・バロテッリだが、1週間で元に戻ってしまったようだ。16日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第1節が現地時間15日に行われ、ニースはホームで日本代表DF内田篤人が所属するシャルケと対戦。この試合で期待されていたバロテッリは、見せ場を見せることができず試合を終えている。
これを受けてフランス紙が一斉にバロテッリのパフォーマンスを痛烈に批判した。仏紙『レキップ』は10点満点で2点(伊紙では4点に値する)の採点を付け、「彼は歩き何度もミスをした。存在感があまりなく孤立しすぎた。全く動かず、ニースは頻繁に10名で試合をさせられた」と酷評。さらに、「彼から遠い所でゲームが行われていた時には無関心だった」と付け加えている。
チーム指揮官のルシアン・ファブレ監督は、「彼と共に可能な限りベストを尽くそう。日曜日の試合で彼が2点を決めたことには満足しているけれど、我々は彼にもっと多くのことをするよう説得しなければいけない」と返答。
さらに、「試合ではたくさん動く必要がある。今日は列車のスピードからインターネットのスピードになるくらい全てがいつもよりスピードの速い試合となった」と答えると、「とにかくマリオは常に何かのチャンスを作ることができる。今評価されるべきではない。きっと長いストーリーになるはずだ」と今後に期待する発言をしている。
ニースの期待を一身に背負うバロテッリ。次節のリーグアンで汚名を払拭することができるだろうか。
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