ローマのフランチェスコ・トッティ【写真:Getty Images】
40歳を目前にしていまだ活躍を続けるローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティは、現地時間15日に開幕するヨーロッパリーグ(EL)で主役となることができるかもしれない。元ブラジル代表のレオナルド氏がローマの”王子”への期待を語った。14日付のイタリア紙『トゥットスポルト』が伝えている。
昨シーズン限りでの退団や現役引退の可能性が取りざたされながらも、ローマで現役を続行することが決まったトッティ。11日に行われたセリエA第3節サンプドリア戦では1ゴール1アシストを記録し、リーグ戦23年連続ゴールの偉業を成し遂げるなど、いまだ健在ぶりを見せつけている。
15日には、ローマはELグループステージ初戦でチェコのプルゼニと対戦する。レオナルド氏はこの試合に向けて、「トッティの大会になるかもしれない」と期待の言葉を述べている。
セリエAでは出場機会が減少し、サンプドリア戦が今季初出場だったトッティだが、カップ戦ではより出場のチャンスがあるかもしれない。「良いことだよ。試合がたくさんあれば、彼にももっとプレーできる可能性がある。トッティの出場が多ければ多いほど、さらに素晴らしい大会になるだろうね」とレオナルド氏は語った。
「トッティはリーグ戦でも良いプレーを見せている。ピッチ上での彼を見て、人々は熱狂することができる。彼はローマに残るべきだ。良い感触でプレーできている限りは歓迎だ。トッティがいてくれて良かったよ」と、ミランでの現役時代やミラン、インテルでの監督時代にトッティと戦ったレオナルド氏は同選手の現役続行を喜んでいる。
ルチアーノ・スパレッティ監督は、「トッティはサッカーの天才だ」と称賛しながらも、プルゼニ戦での起用については「約束することはできない。試合展開次第だ」と話している。出場のチャンスが巡ってくれば、今でもトッティはファンを楽しませてくれることが十分に期待できそうだ。
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