レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
スポルティングCPのジョルジ・ジェズス監督は、チャンピオンズリーグ(CL)でのレアル・マドリーとの対戦を前に、マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドには自分のチームでプレーしてほしいと冗談を飛ばしている。13日付のスペイン紙『アス』などが会見での同監督のコメントを伝えた。
現地時間14日に行われるCLグループステージ初戦の試合は、C・ロナウドにとって特別な意味を持つ古巣との対戦となる。スポルティングCPは、C・ロナウドがユース時代を過ごし、2002年にプロデビューを飾ったクラブだ。
そのスポルティングCPのジェズス監督は、「誰もが知っているように、クリスティアーノはポルトガルで愛されている選手だ」と母国の英雄を称賛。「我々のチームでプレーするように頼んでみたいね。そうすればもっと拮抗するだろう」と述べ、マドリーとはエースを引き抜いた上でようやく互角の戦いができると冗談を飛ばした。
だが、スター選手揃いのマドリーに対し、一人の選手だけを警戒するわけにはいかない。「クリスティアーノに対して具体的な守り方をするわけではない。チームとしてプレーする」と語り、危険な相手はC・ロナウドだけではないことを強調した。
C・ロナウドはスポルティングCP戦に向けて、自分にとって「特別な試合、特別なチーム」だと述べ、楽しみにする様子を見せている。古巣相手にゴールでの恩返しを狙うポルトガル代表のエースを、スポルティングCPは止めることができるだろうか。
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