レアル・マドリーのカゼミーロ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのMFカゼミーロは守備的MFという役回りを心から楽しんでいることを語っている。13日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
同紙のロングインタビューに登場したカゼミーロ。昨シーズン終盤に守備的MFのポジションを不動のものとし、今や代えの利かない選手と言われているが「自分をレギュラーだと思っていない。自分はチームが目的を達成するために手助けするプレーヤーだ」と述べる。
昨季の終了後には巨大オファーを用意したクラブがあったという件には「ここから去ろうとは全く思わなかった。自分も家族もここでハッピーだし、他のチームや、その背後にある大金の事を考えるなんて不可能だ」とコメントする。
そして、マドリーの中でもひときわ地味な役回りをこなしているが「仲間のために自分を犠牲にすることを楽しんでいる。なぜなら、自分の努力を仲間たちがゴールとして返してくれる。私がボールを奪うと、スタジアムの観衆が沸いてくれる。この楽しさがわかりませんか?」と答えた。
「マドリーのユニフォームにこの上ない誇りを感じている」と述べる24歳のブラジル人MFは、本人が否定しようとも不動の存在であることは周囲の認めるところだ。自己犠牲を厭わない貴重なプレーヤーの存在。マドリー好調の理由はここにもありそうだ。
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