トンマージ氏(左)はトッティ(右)の若かりし日を知る戦友【写真:Getty Images】
現地時間11日のセリエA第3節サンプドリア戦で1ゴール1アシストを記録し、リーグ戦23年連続ゴールという偉業を成し遂げたローマのFWフランチェスコ・トッティ。その活躍に元チームメイトから称賛の声があがっている。
1996年から2006年まで10シーズンにわたって共にプレーし、スクデット獲得にも貢献したダミアーノ・トンマージ氏は伊『ラジオ・アンチョ・ロ・スポルト』で「私は驚いていないよ。フランチェスコはキャリアを通じて常に決定的であり続けている」と、トッティの活躍を称えた。
サンプドリア戦での途中出場から1ゴール1アシストはローマを勝利に導く決定的な仕事だった。トンマージ氏曰く、日頃からの準備の賜物だという。絶対的エースとして君臨していた頃を知っているからこそ、トッティの変化に気づいていたようだ。
「彼は試合へのアプローチを変えてうまくやった。彼がピッチに入った瞬間が勝負の分かれ目だった」と、出場するだけで試合の流れを変える、短い時間で結果を残すトッティにしかできないプレーに触れている。
「このレベルではスペシャルな両足を持っているだけでは十分じゃないんだよ。ピッチ上でプレーすることにおいて決意と情熱も重要になるんだ」
まもなく40歳を迎えるトッティは先発出場の機会が減り、プレー時間も徐々に短くなっている。それでも印象的な活躍を披露し続けられる裏には、サッカーに対する並々ならぬ情熱がある。ピッチに立ち続けたいという想いだけで環境の変化を受け入れ、自分自身も変えていくプロフェッショナルな姿勢がチームメイトだけでなくファンからも圧倒的な支持を受ける理由だろう。
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