レオナルド氏【写真:Getty Images】
過去にミランとインテルで指揮を執ったレオナルド氏が、両クラブの補強の難しさについて単刀直入に語った。12日に伊メディア『スカイ・スポルト』が報じている。
資金難に悩まされているミランは、クラブを買収した中国コンソーシアムから資金が注入される冬に本格的な補強を行うために今夏は控え目な最低限の補強で終えた。反対にミランよりも先にクラブが買収されたインテルは、中国資本のおかげで大型補強を敢行。今夏に注目を浴びたFWガブリエル・バルボサやMFジョアン・マリオといった将来有望な選手の獲得に成功している。
そこで、現役時代にJリーグの鹿島アントラーズやミランで活躍したレオナルド氏が、両クラブの補強やトッププレイヤーの獲得の難しさについて単刀直入に語った。
まず期待外れの補強に終わったミランについて、「ミランは苦しい状況だね。チャンピオンズリーグ(CL)に参加していないミランには選手は来ないよ」と発言すると、「これが補強の悩みの種だね。ここにはその他のクラブから不要とされた選手しか来ないんだ」と手厳しい一言を発した。
次にインテルの補強について、「選手たちは、世界で10本の指に入るようなレベルの選手たちではないんだよ」と答えると、「残念ながらこれが現実なんだ。バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドでプレーするような選手たちではない…」とクオリティの低さを指摘している。
近年CLの舞台から姿を消し、欧州のトップクラブと一線を画しているミランとインテル。果たして中国資本は、この2つの名門クラブをかつていた場所へと導くことができるだろうか。
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