今季にマンチェスター・シティからトリノへ期限付き移籍したイングランド代表GKジョー・ハートが、初のイングランド人GKとしてセリエAデビューを果たした。
イタリア・セリエA第3節が現地時間11日に行なわれ、トリノはアウェイでアタランタと対戦。セリエAデビュー戦となったハートはこの試合に先発出場を果たし、90分間プレーした。試合は2-1でホームのアタランタが勝利している。
ハートは、イタリアリーグに参戦した3人目のイングランド人GKだ。セリエAが現在の形になる1929年以前に初めてプレーしたイングランド人GKは、1896年に医師としてイタリアにやって来て、その後にジェノア(当時の名称はジェノア・クリケット・アンド・アスレティック・クラブ)でGKとDFとしてプレーしたジェームス・スペンズリー氏である。
そして、2人目が1899年から1902年までミランでプレーしたホーバリン・フッド氏だ。しかしセリエAが現在の形になる以前は32チームが参加しており、16チームずつの2つのグループに分けられてリーグ戦が行われていた。
これによりハートは、イタリアリーグがセリエAという名称へ変わり、そしてグループが1つに統一された1929年以来同リーグでプレーした初のイングランド人GKとなる。
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