指揮官の補強を望む発言が逆鱗に触れる?【写真:goal.com】
今季、プレミアリーグに昇格したカーディフのマーキー・マッケイ監督が、クラブの会長から1月の移籍市場で「一銭も使わせない」と宣言された。
先週末、指揮官はリーグ後半戦の戦いに向け、冬の移籍期間を有効活用し、3選手を加えたいと話していた。マッケイ監督はここまでうまくやり繰りし、何とかリーグ15位にとどまらせている。だが、冬の補強を促す発言が、ヴィンセント・タン会長の逆鱗に触れてしまったようだ。
幹部のサイモン・リムは、クラブがこれまでに使った金額が開幕前の予算をオーバーしていることを踏まえ、次のように語る。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
「予算があるか否かも分からないのに、監督が冬に補強を進めたいという主旨の発言をしたため、タン会長は落胆している。変にサポーターの期待を促し、クラブにプレッシャーをかけるのはいかがなものか、と。われわれは昇格クラブ史上最高の金額を開幕前の補強に費やした。プレミアリーグで7番目の金額だった。それなのにまだ補強が必要なのか。タン会長は『来年1月(移籍期間)は、一銭も使わせない』と話している」
マッケイ監督は、この会長の声明を受ける前、「前線、中盤、最終ラインにひとりずつ選手が欲しい」と話していた。しかし、開幕前に派手に大金を使った代償は大きい。会長の首を縦に振らせるのは、難しいのかもしれない。