原口元気が2アシストでヘルタ・ベルリンの勝利を演出【写真:Getty Images】
ブンデスリーガ第2節が現地時間10日に行われ、ヘルタ・ベルリンはインゴルシュタットに2-0で勝利を収めた。
日本代表から帰還したヘルタの原口元気は先発フル出場で勝利に貢献している。8分にはスルーパスでヴェダド・イビセビッチの先制点の起点になると、86分にも左サイドからのクロスでユリアン・シーバーのゴールを演出し、2アシストを記録した。
この活躍でブンデスリーガ公式サイトは原口を「2ゴールをお膳立てしただけでなく、チーム全体で記録した7本のシュートのうち半分以上にあたる4本を放った。日本人はイビセビッチとともに最多19回の競り合いを、またスプリント26回はチーム単独トップだった」と絶賛してマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出した。
また独紙『ビルト』は採点で原口にチーム最高タイの「2」(ドイツでは「1」が最高、「6」が最低)をつけている。
シャルケとの開幕戦に続き好プレーでチームをけん引する原口に対し、ヘルタのパル・ダルダイ監督も惜しみない賛辞を送っている。地元紙『B.Z.』がインゴルシュタット戦後のコメントを伝えた。
「元気はフライブルク戦で2つのゴールに絡み、我々のベストプレーヤーだった。彼は我々とともに劇的な進歩を遂げた。だが、いまは長旅の疲れを癒さなければならない。本調子を取り戻すまで待たなければならないね。
彼のスタイルは我々にとって大きな強みであり、良好なフィジカルコンディションであることが非常に重要だ。元気が好調なら、チームにとって非常に大事な選手になる。もし不調なら、最後の30分でしか使えない」
原口を今季のキープレイヤーと考えているダルダイ監督は、今後への期待も口にする。「もっと良くならなければならない。私は彼に今季6ゴール6アシストを望んでいる」と、具体的な数字を挙げてパフォーマンスのさらなる向上を求めた。
チームメイトや指揮官の信頼を鷲掴みにして離さない原口。開幕2連勝に大きく貢献して最高のスタートを切った。良好なコンディションを保ち、周囲の期待を上回る活躍を見せたいところだ。
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