今夏に移籍間近だったMFアクセル・ヴィツェル【写真:Getty Images】
今夏にユベントスへ加入直前だったロシア1部ゼニトに所属のベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルは、一転してクラブとの契約更新に近づいているようだ。9日にイタリアの『イタスポルトプレス』が報じている。
今夏にヴィツェルはユベントスへほぼ加入しかけていた。メディカルチェックを済ませてサインを残すだけの状態で同クラブの本社で移籍が決定するのを待っていたが、土壇場でゼニトが交渉を破談にさせている。
その後にユベントスのジュゼッペ・マロッタCEOは、「ヴィツェルの移籍が延期されただけだ」と契約が切れた後にフリーの状態で同選手を獲得するつもりでいる意図を告げていたが、ゼニトのマクシム・ミトロファノフGDは、クラブがヴィツェルと契約を更新するつもりでいることを明かした。
同GDは、「クラブ幹部は彼と契約を延長するつもりでいるよ。我々はすでにオファーを形式化し、彼は喜んでいた」と口を開くと、「今のところは契約が切れるまで彼がここから動くつもりがないこととだけ我々は知っている」とヴィツェルの現状について語った。
移籍市場最終日にユーベへ移籍金をさらに要求した理由について尋ねられると、「移籍市場が閉まるまでの僅かな期間に彼の代役に相応しい選手を見つけることはほぼ不可能なことだった」と当時の状況を明かしている。
今季でゼニトとの契約が切れるヴィツェル。同選手の去就はこれからも注目されそうだ。
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