ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
イタリアのラジオ番組『トゥッティ・コンヴォカーティ』で人気を集めるサッカージャーナリストのピエルルイジ・パルド記者が、番組内で本田圭佑に対する厳しい意見を述べた。
昨季は主に右サイドで定位置を確保していた本田だが、シーズンを通して1ゴール、さらにシニシャ・ミハイロビッチ元監督の解任後に就任したクリスティアン・ブロッキ前監督に体制が代わって以降は出場機会が減少している。
今季から就任したヴィンチェンツォ・モンテッラ監督になっても状況は好転せず、リーグ戦2試合を終えても出番は回ってきていない。
苦悩の“10番”に対してパルド記者は「本田は平均レベル」と断言し、近年は低迷が続く“元名門”も同様であると批判した。
「キャプテンのリッカルド・モントリーボは平凡な選手のレッテルを貼られてしまった。もちろん彼はマラドーナではないが、世界で最も悪い選手というわけでもない。本田にも同じことが言える。彼はトップの選手ではなく、平均レベルの選手だ。ミランも同じように、現在は平均的なチームである」
ミランは2010/11シーズンを最後にセリエA優勝から遠ざかっており、特にここ4シーズンは8位、10位、7位、11位と中位が定位置となっている。
また、中国資本への売却は決まっているが、資金調達が難航しており移籍市場でも目立った動きを見せることはできなかった。
本田自身も、今夏はプレミアリーグのサンダーランドなどから獲得オファーが届いたとも報じられたが、イタリアに残ってポジション争いに挑むことを決意。しかし、ミランとの契約は今季限りで満了となるため、再びその去就を騒がれることは避けられない状況となっている。
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