イタリア代表のグラツィアーノ・ペッレ【写真:Getty Images】
イタリア代表のFWグラツィアーノ・ペッレは、EUROでの悪夢を乗り越え「まだ代表でできる」と力強く語っている。5日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
ワールドカップ予選の初戦をアウェイでイスラエル代表と戦ったイタリア。3-1と勝利しジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督にとっては記念すべき初勝利となった。そして、この試合で貴重な先制点を決めたのはFWペッレだった。
勝利に貢献した遅咲きの31歳のストライカーは「満足している。新しいスタッフにとってもだろう。アウェイの難しい状況で素晴らしい勝利だ」と述べ、「常に集中していなければならないのは分かっていた。我々が最後の最後まで戦うチームというのを示せた」と続けた。
EURO2016ベスト8のドイツ戦、PK戦での失敗が印象深いペッレ。この日の2点目となるPKを蹴ったのは、アントニオ・カンドレーバだったことには、「このチームには私よりいいキッカーがいる。でも、私はPKを恐れていない。必要とあればまた蹴るだろう。私はそれをこなす精神力を持っている。あのドイツ戦の前までは重要な場面での失敗はなかったのだ」と述べる。
「あのPKを忘れることはないだろうが、まだ代表のためにできることはたくさんあると思っている」と述べるペッレ。この夏はEUROでの活躍もあり、中国の山東魯能に3800万ユーロ(約43億円)という移籍金で引き抜かれた。EUROに引き続きアズーリの”9番”を背負い続けるペッレは、新体制下で早速結果を出し、見事に這い上がった。
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