ユベントス【写真:Getty Images】
ユベントスは、昨季にイタリアのクラブ史上最高額の売上高を記録したようだ。6日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
セリエA5連覇を成し遂げたユベントスは、2季前よりもさらに売上高を増加させたようだ。同クラブが昨季に記録した売上高は、2季前に記録した売上高を2500万ユーロ(約28億円)も上回る3億5300万ユーロ(約405億円)を記録したと報じられている。
この数値は、約2億2000万ユーロ(約252億円)の売上高で現在2位につけているミランやローマを遥かに凌ぐ数値であり、未だ正式に発表された数値ではないにせよ、イタリアのクラブ史上最高額の売上高だ。この記録的な売上高は、決算上で計上した利益に加え、新たに結んだ商業的契約やスポンサーシップの合意、そしてTV放映権のおかげだとされている。
このような金額の売上高を計上していることにより、ユベントスは選手を獲得するために一定してある程度の金額を支払うことが可能となった。その上、その他のクラブを遥かに上回る契約金をオファーすることも可能となっている。
ユベントスのここ5年間の契約金総額は、1億4000万ユーロ(約160億円)から2億2000万ユーロ(約252億円)へと増加。この数値は、ファイナンシャルフェアプレーにより1億ユーロ(約115億円)以下の数値を保つことを余儀なくされているインテルやミランの2倍以上の数値だ。
近年セリエAを席巻しているユベントス。イタリアで数少ない自前のスタジアムを所有して収入面でも有利なことから、当分の間はイタリアでユベントスを売上高で上回ることは難しそうだ。
【了】