ボーンマスに期限付き移籍したジャック・ウィルシャー【写真:Getty Images】
今夏の移籍市場でアーセナルからボーンマスに期限付き移籍したジャック・ウィルシャーについて、元スペイン代表のシャビが言及した。5日に英紙『メトロ』が報じている。
ウィルシャーはアーセナルの下部組織で育ち、16歳という若さでトップチームに昇格。同年9月に行われたブラックバーン戦でクラブ史上最年少となる16歳256日でプレミアリーグデビューを果たした。
早くから才能を見込まれたウィルシャー。しかし、2009/2010シーズンから徐々に負傷離脱の機会が増え始める。2011/2012シーズンには疲労骨折や膝の負傷、足首の手術などで全試合欠場の屈辱を味わった。短期間だけボルトンに移籍した時期もあったが、毎年のように負傷に悩まされながらも放出されることなくアーセナルにとどまっている。
かつてバルセロナで活躍したシャビはウィルシャーについて「もし怪我がなかったら、ジャック・ウィルシャーは”ヨーロッパ最高のMF”の一人として語り継がれただろう」と語っており、ウィルシャーの実力を評価している。怪我をしないことも実力のうちだが、もしも完璧な状態で毎シーズン試合にでていた場合、バルセロナやレアル・マドリーといったビッグクラブでプレーしていたかもしれない。
【ウィルシャーの主な怪我の歴史(離脱期間)】
2009/2010 くるぶし負傷(12日)
2011/2012 足首捻挫(56日)
2011/2012 足首手術(127日)
2011/2012 疲労骨折(104日)
2011/2012 膝の負傷(125日)
2012/2013 くるぶし負傷(30日)
2013/2014 足関節捻挫(6日)
2013/2014 足負傷(57日)
2014/2015 くるぶし負傷(90日+36日)
2015/2016 足負傷(247日)
2016/2017 膝の負傷(11日)
【了】