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日本代表 8年前

浅野拓磨、タイ戦先発も。“幻のゴール”は「シュートミス」。窮地の日本を救えるか

2018ロシアW杯アジア最終予選、UAEを相手にホームで黒星スタートとなった日本代表。9月6日にはアウェイで第2戦のタイ戦に臨む。UAE戦ではシュートがゴールラインを割りながらノーゴールと判定された浅野拓磨は、その悪夢を払拭すべく、次戦での奮起を誓っている。(取材・文:元川悦子【バンコク】)

text by 元川悦子 photo by Getty Images

今回の日本代表メンバーで最年少の浅野拓磨

浅野拓磨
浅野拓磨【写真:Getty Images】

 1日のUAE戦(埼玉)の黒星によって2018年ロシアワールドカップ出場へ暗雲が立ち込めている日本代表。6日に迫った次戦・タイ戦(バンコク)で勝ち点3を逃すようなことがあれば、序盤2連戦でいきなり黄信号が灯る。本田圭佑(ミラン)が「もちろん危機感はあります」と語ったように、チーム全体の緊張感は日に日に高まっている。

 そんな彼らは4日夕方、ナショナルスタジアムで報道陣を締め出して非公開で戦術確認を行った。バンコクはこの日も30度を超える高温多湿の気候だったが、練習中に大雨が降り、東南アジア独特の難しさを感じさせた。6日の試合当日もスコールが来る可能性が十分ある。

 チーム最年少の浅野拓磨(シュツットガルト)も「暑さや湿度の高さは日本でプレーしているのと特に変わらないけど、グランドが緩かったりして環境が変わってくるんで、チームとしてしっかりイメージを持って試合にのぞめればいい」と改めて気を引き締めていた。ぬかるんだピッチ状態はケガの再発につかなりかねない。左内転筋の違和感から復帰したばかりの柏木陽介(浦和)などは、最大限の注意を払う必要があるだろう。

 非公開練習では本番を想定した紅白戦が行われ、攻撃陣は複数の組み合わせが試された模様だ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がUAEと同じ4-2-3-1の布陣で行くのか、2トップの攻撃的スタイルを取るのかはまだ流動的だ。1トップでも2トップでも最前線に岡崎慎司(レスター)以外の選手を抜擢する可能性はゼロではない。その場合、UAE戦で後半途中から出場した浅野のスタメン入りが一気に現実味を帯びてくる。

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