トリノでセリエAに挑戦するGKジョー・ハート【写真:Getty Images】
かつて1年間のみユベントスでプレーしたことがある元ウェールズ代表のイアン・ラッシュ氏が、今季からトリノでセリエAに挑戦するイングランド代表GKジョー・ハートを激励した。4日付の英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
現役時代にリバプールで活躍したラッシュ氏はトリノの街を良く知る人物だ。同氏は、1986/87シーズン限りで現役を引退した元フランス代表のミシェル・プラティニ氏の後釜としてユベントスへ移籍。しかし不調に陥って期待されたような結果を残すことはできず、1シーズン限りでリバプールへ復帰した。
ラッシュ氏は、自身が経験したようにセリエAに挑戦することになるハートに対して、「とても勇気のいる決断だったと思うよ。これからは注目されるだろうけど、彼は挫けることなくイタリアで勝負しようと決めたんだ。私は彼の勇気に感心しているし、簡単にできる決断ではない」と賞賛している。
さらに、「彼のようなGKからすれば、守備陣とベストにコミュニケーションをとるためにも急いでイタリア語を学ぶ必要がありそうだ」と助言をすると、「きっと上手くできるはずさ。エキスパートなGKになるだろう」とハートを励ました。
同じ街に本拠地を置くユベントスでの経験について尋ねられたラッシュ氏は、「あの時はトリノとのダービーで幸運にも決勝弾を決めることができた」と当時を振り返ると、「ハートがどのようなダービーをするのかが楽しみだね。活躍すればサポーターを虜にするのは間違いないけれど、それは簡単なことではない」と自身の経験を振り返りながら答えている。
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