ジョー・ハートはトリノへ新天地を求めた【写真:Getty Images】
元マンチェスター・シティ監督のロベルト・マンチーニ氏は、同クラブのジョゼップ・グアルディオラ現監督がイングランド代表GKジョー・ハートを放出したのは「説明できない」選択だとして疑問を呈している。『FOXスポーツ』に見解を述べた。
今季からシティ指揮官に就任したグアルディオラ監督は、シティとイングランド代表の守護神に君臨してきたハートを高くは評価しなかった。足もとの技術に優れるGKを求めたペップは古巣バルセロナからチリ代表GKクラウディオ・ブラーボを補強し、ハートは期限付き移籍でトリノへと放出されることになった。
かつてシティでハートを指導したマンチーニ氏は、「素晴らしい補強をした」とトリノを祝福した上で、29歳の同選手には「まだ大きな成長の余地がある」とコメント。イタリアでさらに完成されたGKとなることを期待している。一方で、シティの選択には納得できない様子も見せた。
「私は、どの監督にもそれぞれの考え方があるものだと思っている。だが、ハートをマンチェスターから追い出すというペップ・グアルディオラの選択は説明できないものだった」
ハートは11日に行われるセリエA第3節アタランタ戦でのデビューが見込まれている。イタリアでの活躍で、グアルディオラ監督の判断が誤っていたと証明することができるだろうか。
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