リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
今夏にニースへ移籍した元イタリア代表FWマリオ・バロテッリの代理人ミーノ・ライオラ氏が、リバプール指揮官のユルゲン・クロップ監督を強烈に批判した。3日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
クロップ監督は、昨季に期限付き移籍したミランからリバプールへ戻って来たばかりのバロテッリにチャンスさえも与えることもなく戦力外であることを通告。すぐに新天地を探すように求めると、リバプールのリザーブチームへの移動を命じた。
そして、先日フリートランスファーの形でニースへ移籍することが決まったが、その間にリバプールが交渉を妨害して来なかったかと尋ねられたライオラ氏は、「最後にリバプールの幹部は、クロップ監督の態度が適切なものではなかったことを認めたよ」と返答。
そして、「私は彼を監督としては評価しないよ。たとえ私からすれば優秀な監督ではないとしてもね。だけど私には、彼がバロテッリを1人の人間としてみなしていなかったかのように思えるんだ」と厳しく批判している。
「マリオは模範そのものだった。1人でトレーニングをしていたけれど、一度も不満を漏らさなかった。クロップ監督の態度が適切なものではなかったという表現だけど、控え目に言えばそうだよ。彼はくそ野郎だった…」
クロップ監督ではなく前任のブレンダン・ロジャーズ監督だったとはいえ、リバプールで出場した16試合のリーグ戦で決めた得点は1得点のみと多くの者たちの期待を裏切ったバロテッリ。果たしてニースで、クロップ監督を後悔させるようなパフォーマンスを証明することができるだろうか。
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