リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、プレミアリーグのタフさを、リーガエスパニョーラを皮肉りながら述べている。3日、スペイン紙『マルカ』などが報じている。
プレミアリーグ2年目を迎えたクロップ監督。英国紙のインタビューで、同リーグのレベルについて問われると、「ここでは常にハードなんだ。リーガエスパニョーラとの本質的な違いは、例えばバルセロナは、リーグ戦の半分をBチームでも戦えてしまうというところだ」と述べ、「リオネル・メッシが4.3kmの走行距離で5点取ってしまうこともある。まるでリハビリトレーニングだ。プレミアリーグではこんな試合はまず起こり得ない」とスペインを皮肉りながら答える。
ちなみに、そのバルセロナとは、今季のプレシーズンマッチでウェンブリーにおいて対戦し、4-0と勝利を収めているが、この時のことについて「本当のバルセロナではなかったね。ウェンブリーでのゲームだったが、彼らはロッカーからピッチへのトンネルで、あくびしたり、ストレッチしたり、周りを見ていたり。『お~、ここがウェンブリーか』という感じにね。我々が勝利したが、彼らが5ゴール決めることもできたのではないかな」と振り返っている。
また、リバプール監督就任の経緯についても語り「難しい決断ではなかった。リバプールは私のバカンスを終わらせることのできる唯一のチームだったのだ」と述べ、「多くのオファーを受けていたが、このチームからのオファーが来るまで断っていた。チームのカラー、スタジアム、ファン。全てが信じがたく、このチームに恋していたんだ」とコメントした。
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