ドンナルンマ(左)とポグバ(右)【写真:Getty Images】
イタリアGK史上最年少で代表デビューを果たしたジャンルイジ・ドンナルンマに対して、ポール・ポグバも祝福を惜しまなかったようだ。1日付イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
17歳の若さでミランの不動の守護神の座を確固たるものとしているドンナルンマは、EURO2016後に就任したイタリア代表のジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督から初招集を受けた。1日に行われたフランス戦ではベンチからスタートし、先発していた38歳GKジャンルイジ・ブッフォンとの交代で後半開始からピッチに立った。
17歳6ヶ月での代表戦出場は、イタリア代表GKの最年少記録を104年ぶりに塗り替える快挙。試合後にドンナルンマは「僕にとって素晴らしい興奮だ。言葉にできないよ」とコメントし、ヴェントゥーラ監督への感謝の言葉も述べている。「ブッフォンからはドレッシングルームで、自分のやれることをやれ、落ち着いてプレーしろと言われた」と、大先輩から受けた助言にも言及した。
前半で1-2のリードを許していたイタリアは、後半にもDFレーバン・クルザワに3点目を追加され、ドンナルンマはデビュー戦を白星で飾ることはできなかった。失点については「もっとうまくやれたのかどうかは分からない。明日監督と一緒に見てみよう」と話している。
対戦相手のフランス代表MFポール・ポグバも、試合後にイタリアの新星と言葉を交わした。「ポグバは祝福してくれたよ。ここで僕を見ることができて嬉しいと言ってくれたんだ」とドンナルンマは喜んでいる。
新体制初戦を白星で飾ることができなかったイタリアだが、今月5日にはイスラエル戦で2018年ロシアW杯欧州予選をスタートさせる。長い予選の戦いの中では、ドンナルンマにゴールが任される機会も巡ってくるかもしれない。
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