アルゼンチン代表のFWパウロ・ディバラ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、同国代表の先輩リオネル・メッシのように将来偉大な選手になることが運命づけられているのかもしれない。2日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じている。
現地時間1日に2018年ロシアW杯南米予選が行われ、アルゼンチン代表とウルグアイ代表が対戦した。この試合に待望の初先発出場を果たしたディバラは、代表復帰を果たしたメッシと息の合ったプレーを披露。不当な形でイエローカードを提示されたこと以外、ほぼ完璧な形で前半を終えようとしていた。
しかしこの試合の主審は、前半のアディショナルタイムにファウルをしたディバラに対して2枚目のイエローカードを提示。チームメート全員が主審に抗議をしに詰め寄るも、この判定にディバラはユニフォームで顔を覆い、感情を抑えきれずに悔し涙を流してピッチを後にしている。
結局試合は、メッシが決めた決勝点を守り切ったアルゼンチンが1-0で勝利をおさめたが、現在アルゼンチン代表でキャプテンを務めるメッシもデビュー戦で退場処分を下された1人だ。2005年の8月17日に行われたハンガリー戦でデビューを果たしたメッシは、途中出場から僅か40秒後に相手に見舞った肘打ちでレッドカードをもらい、涙を流しながら退場している。
待望の初先発出場を果たした代表選がほろ苦いデビュー戦となってしまったディバラ。しかし、先輩のメッシもデビュー戦で同じ経験をしていることから、これは偉大な選手になることが運命づけられた選手特有のエピソードなのかもしれない。
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