オスヴァルドが現役引退しミュージシャンに転身【写真:Getty Images】
元イタリア代表FWパブロ・ダニエル・オスヴァルドは、30歳で現役を引退して音楽活動に専念することを決意したようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアが報じた。
オスヴァルドは、今年5月まで所属していたアルゼンチンのボカ・ジュニアースとの契約を解除されて無所属となっていた。コパ・リベルタドーレスの試合中にチームメートの前で煙草を吸い始めたという不適切な態度が原因となっての契約解除だった。
夏の移籍市場ではイタリアの複数クラブが獲得に関心を示す一方で、そのまま現役を引退するのではないかとの噂も以前からささやかれていた。報道によれば、移籍市場の最終日となった8月31日にはキエーボが年俸150万ユーロ(約1億7300万円)での1年契約あるいは250万ユーロ(2億8900万円)での2年契約を提示したものの、オスヴァルドはこれを断って現役引退を決めたという。
スパイクを脱ぐオスヴァルドが新たな情熱の対象とするものは、自身のバンドによる音楽活動だ。『ガゼッタ』紙は、オスヴァルドが近いうちにミュージシャンとして南米ツアーを行う予定だと伝えている。
アルゼンチン出身のオスヴァルドはイタリア国籍を選択し、イタリア代表としてもプレーした。クラブレベルではユベントスやインテル、ローマ、サウサンプトン、ポルトなど数々のクラブを渡り歩き、日本代表DF長友佑都やDF吉田麻也とチームメートとしてプレーした時期もあった。チームメートやクラブ、サポーターとの問題を起こすことも多い”問題児”だったが、今後はゴールではなく音楽でファンを熱狂させることになるのだろうか。
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