J2第30節終了時点で首位を走る好調の北海道コンサドーレ札幌【写真:Getty Images】
フットボールチャンネル制作のウェブ番組『F.ChanTV』の第19回に、J1のみならずJ2・J3をも網羅するJリーグのご意見番、平畠啓史がゲストとして登場。MCを務めたAKB48小嶋真子と、J2・J3で繰り広げられている本当の「負けられない戦い」の展望を語った。
J2第30節終了時点で首位を走る好調の北海道コンサドーレ札幌は、同じく自動昇格圏内である2位松本山雅FCに勝ち点9差、続くプレーオフ出場圏である3位セレッソ大阪には勝ち点12差をつけている。平畠は「かなり固い状況にはなってきてるのかなあと思います」と、札幌のJ1昇格はほぼ確信した様子だ。
ここで目が離せないのが、自動昇格圏内である2位争いと、プレーオフ出場権を懸けた戦いである。中でも上位6チームの中で唯一J1への昇格経験のないファジアーノ岡山は、かつて鹿島アントラーズの黄金期を支えたDF岩政大樹を中心とするDF陣が好調。そして平畠曰く「独特のサッカー」をするレノファ山口は、今季J2に昇格したばかりのチーム。にも関わらずJ2第30節終了時点でプレーオフ出場権獲得圏内である6位に次ぐ7位となっており、J1昇格の可能性を秘めている。
一方で、J2への残留争い、さらにJ3でのJ2昇格争いも熱い戦いが繰り広げられている。J3では第20節終了時点で入れ替え戦圏内の2位につけている鹿児島ユナイテッドが平畠の注目チーム。現在J2のクラブライセンス申請中であるということだが、平畠は「大丈夫じゃないかなあと言われています」と鹿児島のJ2クラブライセンス取得を信じる。
降格の厳しさを「選手とか監督とか本当、生活かかってますからね」と語る平畠に、思わず小嶋真子も苦悶の表情。「それだと、やったー!じゃなくて、よっしゃ…!のほうの喜びですね」と、Jリーグのシビアさを痛感したようだった。
優勝争いだけでなく白熱した昇格・残留争いが繰り広げられているJリーグ。「J2・J3までチェックして頂けると、また次の年も引き続き楽しめる」と平畠が話すように、J1に加えJ2・J3もチェックすることがJリーグをより楽しむ為の秘訣であるのかもしれない。
(文:浜川絵理)
※AKB48小嶋真子さんと平畠啓史さん出演の『F.Chan TV』は以下にてご覧いただけます。