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香川、逆転負けのUAE戦を反省「動きの変化を加えていかなきゃいけなかった」

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

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香川真司【写真:ダン・オロウィッツ】

【日本 1-2 UAE 2018年ロシアW杯アジア最終予選】

 日本代表は1日、ロシアW杯アジア最終予選でUAE代表と対戦し、1-2の逆転負けを喫した。

 90分を通してエースの香川真司は沈黙した。「なかなか前半はスペースがなかったので、自分自身も受ける場面が少なかった」と、自身が輝く場所を見つけることができなかった。

中央の香川だけでなく、サイドの清武弘嗣と本田圭佑も絞ってプレー。彼らが絡むことで細かな繋ぎは見られたが、香川はこう話す。

「動きの変化を加えていかなきゃいけなかった。そこは課題というか、反省ですね。もうちょっとハッキリした動きをすれば、絡める場面が増えてきたんじゃないかなと」

 決めていれば日本に勝利をもたらせたかもしれない、という場面があった。26分、クロスボールに本田が頭で合わせ、GKが弾いたこぼれ球に詰めていたのは香川。しかし、このビッグチャンスで背番号10のシュートはまさかの枠外。「決めなきゃいけない場面だった」と香川。しかし「それはしょうがない。もう切り替えてやるしかない」と前を見据えた。

 香川、本田、岡崎慎司など、何人かの主力は不動の地位を築いている。当然、相手に研究されているが、長く共に戦っているからこそできるプレーもある。

「お互いわかりきっているところはたくさんある。初戦というプレッシャーのある試合で少しの硬さであったり、少しのミスであったり、そういうのもあったと思うが、改めて次の試合に向けて準備をして戦うしか、道はないのかなと」

 相手を崩しきれなかった原因は、日本の拙攻にある。「技術ミスなので、それは一人ひとりの意識であったり、準備次第だと思う。また攻撃の形というところでは決定的なチャンスを含めてなかなか作れていなかったので、もっとチームが連動していく必要がある」と香川は話した。準備期間が長く用意されているわけではないが、改善点を消化して次節に臨みたいところだ。

(取材:元川悦子)

【了】

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