マリオ・バロテッリ(左)とジャンルイジ・ブッフォン(右)【写真:Getty Images】
ユベントスのイタリア代表FWジャンルイジ・ブッフォンは、リバプールからニースへと移籍した元代表チームメートのFWマリオ・バロテッリが新天地で復活することができると信じているようだ。
所属した各クラブで高い潜在能力を披露する一方で、ピッチ内外での愚行も影響して安定した活躍を継続できなかったバロテッリだが、ここ2シーズンは状況がさらに悪化。リバプールで出場機会を失ったあと、昨季は古巣ミランへレンタルされたが、負傷による欠場もあり20試合に出場して1ゴールを決めるにとどまった。
レンタルを終えて戻ったリバプールでは完全に戦力外の状態に置かれ、移籍先を探していたが、31日にリーグアンのニースへ移籍することが発表された。フリートランスファーでの移籍となり、リバプールとしては2年前に1600万ポンドで獲得した選手を無償で手放した形だ。
ブッフォンは、かつてイタリア代表でともに戦っていたバロテッリの決断について、代表での会見で次のようにコメントしている。
「マリオは、言うなれば”謙虚”な選択をしたと思う。それは何も、彼がプレーすることになるニースというチームへのリスペクトを欠いているということではない」
「もう一度自分を議論される立場に置き、キャリアの立て直すための選択だ。彼が自分の価値を見せ、自然が与えてくれた才能を見せつけるために必要な時間と能力は十分にあると思う」
【了】