パコ・アルカセル【写真:Getty Images】
バルセロナは30日、スペイン代表FWパコ・アルカセルの獲得を発表した。バレンシアからの完全移籍で、5年契約を締結している。
リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールに次ぐ“第4のFW”獲得を目指していたバルサにとって待望の新戦力となる。それと同時に、控えとしてチームに貢献することを受け入れたと言えるだろう。
バルセロナはクラブ公式サイト上でバレンシアに対し、移籍金3000万ユーロ(約34億円)+ボーナス200万ユーロ(約2億3000万円)を支払うと明かしている。また契約解除に必要な違約金は1億ユーロ(約114億円)に設定された。
昨季リーガ・エスパニョーラで13得点を挙げたストライカーは今回の移籍際し、「ここにいられて嬉しい。偉大なクラブだ。献身と人間性、プロフェッショナリズムを提供したい」と意気込みを語り、「メッシやネイマール、スアレスは世界最高の3人。彼らとプレーできることは特権だよ」と、喜びをあらわにしている。
すでにメディカルチェックを終えたパコ・アルカセルは、スペイン代表の活動を終えてからバルセロナに合流する。最短で次節アラベス戦でデビューを飾るかもしれない。
また、パコ・アルカセルを確保したバルセロナは交換でFWムニル・エル・ハッダディをバレンシアにレンタル移籍させた。こちらの契約は1年間で、まもなく21歳を迎えるアタッカーにはエースの退団により空いた「9番」が与えられている。
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