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ナスリ、ベシクタシュ移籍へ。復活アピールも…ペップは退団を容認

text by 編集部 photo by Getty Images

サミル・ナスリ
サミル・ナスリ【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティのフランス代表MFサミル・ナスリは、ベシクタシュへの移籍が濃厚となった。地元紙『マンチェスター・イブニングニュース』など複数メディアが報じている。

 プレシーズンに体重オーバーの状態で合流したナスリは、一時トップチームから除外されるなどジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を失ったと見られていた。しかし、現地時間28日のウェストハム戦で“ラストチャンス”が与えられた。

 わずか15分間のプレーだったが、ナスリのコンディションは良好で信頼に足るパフォーマンスで起用に応えてみせた。グアルディオラ監督も試合後の記者会見で「クオリティは傑出している」と称賛した。それでも特別扱いで引き止めることはしないようだ。

「彼は残ることができる。サミールは体重オーバーで合流したが、その後の10日間はトレーニングをして、戦って、ファンタスティックだった。彼のクオリティは傑出している。だが、(移籍か残留かは)彼しだいだ」と、グアルディオラ監督は語る。

 ナスリ本人もシティに未練はなさそうだ。ウェストハム戦後、仏『SFRスポーツ』に対し「まだ動きがあるかもしれない」と移籍の可能性を認めた。様々な憶測にはうんざりのようだが、その中には真実もあると明かしている。

 その証拠か、英紙『ガーディアン』はベシクタシュの関係者がプライベートジェットでマンチェスターに降り立つと伝えている。現地時間29日夕方に到着し、翌日の昼にはトルコへ戻るフライトが予定されているという。

 昨季トルコリーグを制したベシクタシュは、短い時間で交渉をまとめて移籍市場の締め切り前に余裕を持ってナスリの獲得を決めたい考えだ。ホセ・ソサがミランへ去り、主砲マリオ・ゴメスもドイツへ帰った今、チームの未来をきまぐれなフランス人アタッカーに託そうとしている。

【了】

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