インテルは１５日、セリエA第１６節でナポリと対戦し、敵地で２－４と敗れた。ワルテル・マッツァーリ監督は、パオロ・タリアヴェント主審のレフェリングを批判している。

DF長友佑都が今季４ゴールを挙げるなど、２ゴールを奪ったインテルだが、ナポリに前半だけで３ゴールを許すと、後半にも失点して黒星。リーグ戦で５試合勝利から遠ざかっている。

マッツァーリ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で、判定への不満をあらわにした。

「我々は試合を支配したが敗れた。タリアヴェントでね。我々は不運だった。とんでもないミスがいくつもあって、それが試合を左右した。（リカルド・）アルバレスの退場を見ただろう？　だが、ナポリの選手たちはあれよりももっと深刻なファウルをした。あれが決定的だったよ」

「残念ながら、タリアヴェントがジャッジをするときの我々は不運なんだ。今日の彼はうまくいかなかったね。タリアヴェントが担当する試合で我々が負けたのは２回目だ。ローマ戦でもなかったPKを取られた。今日は（ラウール・）アルビオルのハンドもあったが、ファウルにならなかった」

一方で、マッツァーリ監督はチームをたたえている。

「選手たちには賛辞を送った。彼らのことを誇りに思う。彼らは成長しているところで、我々はプレーをもっと伸ばしていかなければいけない。残念ながら、我々はまだたくさんのチャンスを逃している。もっと決定力をつけなければ。このままのプレーを続ければ、落とす試合は少ないだろう」

古巣ナポリのサポーターは、多くがマッツァーリ監督にブーイングを浴びせた。だが、指揮官を支持する横断幕を掲げたファンもいる。

「どんな意見も尊重しなければいけない。私は常にクルヴァ・スッドのサポーターたちと最高の関係にあった。彼らは私が出ていった理由を知っているんだ」