退団が濃厚なGKジョー・ハート【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティで構想外となっているイングランド代表GKジョー・ハートの新天地は、イタリア・セリエAとなるかもしれないようだ。28日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
昨季までシティの絶対的守護神として君臨して来たハート。しかし、今季からシティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督に構想外とされ、シティはバルセロナからチリ代表GKクラウディオ・ブラーボを獲得した。それにより現在ハートは3番手と考慮されており、出番を求めるために新天地を探すことを余儀なくされている。
そこで、様々なクラブがハートの獲得に乗り出した。特に母国のプレミアリーグのクラブからのオファーが多いとみられているが、そこにトリノが同選手の獲得を巡る争奪戦に参戦したと報じられている。
トリノのウルバーノ・カイロ会長は、今夏の移籍市場の最後に大物を獲得することを決断。その1人がハートだという。今季よりチーム指揮官に就任したシニシャ・ミハイロヴィチ監督は、現在いる3名のGKの誰にも絶対なる信頼は置いていないとされており、トリノは以前から新たなGKを探していた。
ハートの獲得に当たり、問題となるのは同選手の高額年俸だ。ハートはシティから年俸330万ポンド(約4億円)を受け取っている。その額はトリノには支払えない額だが、クラブは全員が満足する形で合意しようと取引を行っている最中だと報じられている。
現在29歳のハート。ショックから立ち直るために、イタリアを新たな冒険の地として選ぶ決断をするかもしれない。
【了】