移籍が噂されるMFマルセロ・ブロゾビッチ【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルに所属するクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチの獲得を巡ってロンドン・ダービーが勃発したようだ。26日にクロアチアメディア『インデックス』が報じている。
インテルは、MFジョアン・マリオとFWガブリエル・バルボサを1日にダブルで獲得するという大型補強を敢行。これにより同クラブは、フィナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定違反を犯す危険性を回避するために選手の売却を強いられている。その犠牲となっているのが、以前から売却の対象にされているブロゾビッチだ。
そこで、ブロゾビッチの代理人が現状について語った。同代理人は、「現在多くの可能性が浮上しているよ。欧州のビッグクラブが関心を示している」と返答。そして、「チェルシーのクラブ幹部がミラノに到着しており、アーセナルも獲得を望んでいると私は聞いている」と同選手の獲得を巡ってロンドン・ダービーが勃発したことを明かしている。
さらに、「インテルは全員が満足する金額を支払うつもりがあるこれらのクラブに売却しようとしているね」と付け加えると、「しかし私は今ザグレブにいるし、移籍市場が閉まるまでまだ時間がある。急いではいない。マルセロが新たなクラブとサインを交わすまではインテルの選手のままだよ」と穏やかに返答した。
インテルは、ブロゾビッチの移籍金を少なくとも2500万ユーロ(約28億円)要求していると報じられている。果たして同選手の獲得を手にするのはロンドンのどちらのクラブか、今後の進展に注目が集まる。
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