ラツィオは11試合ぶりの白星【写真:goal.com】
15日に行われたセリエA第16節、フィオレンティーナ対ボローニャの一戦は、3-0でホームのフィオレンティーナが勝利を収めた。
19位と低迷するボローニャは、開始1分としないうちにクリスタルドのシュートがGKネトにセーブを強いるなど、立ち上がりから積極的な姿勢。だが、10分も経たない間にポゼッションからフィオレンティーナにペースを奪われる。
すると、フィオレンティーナが13分に先制。ジュゼッペ・ロッシのプレスから高い位置でボールを奪うと、イリチッチがドリブルで持ち込み、DF2人の中途半端な対応の隙を突いて左足でシュート。今季初先発のイリチッチが初得点を挙げた。
フィオレンティーナはその後も追加点に迫る。23分には、ボルハ・バレロのスルーパスからクアドラードが決定機を手にするが、シュートはGKクルチに阻まれた。27分にも、マティアス・フェルナンデスのヒールパスからG・ロッシが左足でシュートするが、ここもクルチの壁を破れない。
だが、ボローニャの甘い守備を突くフィオレンティーナは、29分に2点目を奪う。後方からのフィードを受けたG・ロッシのパスを受け、あっさりとペナルティーエリア内へ侵入したバレロが、右足シュートを流し込む。フィオレンティーナがリードを広げて前半を終えた。
後半開始から2枚を代えてきたボローニャの反撃をいなすフィオレンティーナは、64分に3点目も奪取。再びボローニャの守備ラインの乱れを突き、バレロのパスを受けてフリーとなったG・ロッシが、クルチの頭上を越すループシュートで今季13点目を挙げた。G・ロッシは2位に4ゴール差をつけて得点王争いトップを快走している。
フィオレンティーナは勝ち点を30とし、同日夜にナポリ戦を控えるインテルを暫定で抜いた。ボローニャは依然として19位のままとなった。
そのほかの試合では、ラツィオがホームでリヴォルノに2-0と勝利している。
ここ10試合で1勝、6試合白星なしと不振に陥っていたラツィオだが、負傷から復帰し、この試合から先発にも戻ったクローゼがいきなりの活躍。19分、カンドレーヴァのスルーパスで抜け出すと、確実に先制点につなげる。さらに26分には、味方のシュートのこぼれ球から2点目を奪った。ラツィオは後半に追加点を挙げられなかったが、失点も許さずに逃げ切りに成功している。
サンプドリアは敵地でキエーヴォに1-0と勝利した。FWエデルのゴールが決勝点となり、連勝を飾った。ミハイロビッチ監督が就任してから、サンプは3試合で2勝目だ。
トリノも敵地でウディネーゼに2-0と勝利。ファルネルドとインモービレのゴールで勝ち点3を加えた。トリノは2試合連続無失点で連勝となった。ジェノア対アタランタは1-1で、パルマ対カリアリはスコアレスで、それぞれドローに終わっている。