レッドブル・ザルツブルクのMF南野拓実【写真:Getty Images】
U-23日本代表MF南野拓実が所属するレッドブル・ザルツブルクは、残念ながらチャンピオンズリーグ(CL)本大会とは無縁のようだ。25日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
現地時間24日に行われたCLプレーオフ2ndレグで、ザルツブルクはディナモ・ザグレブと対戦。1stレグを1-1で引き分けてこの試合に挑んだ両者は、まずザルツブルクが先制した。
しかし終了間際の87分にD・ザグレブに追いつかれると、試合は延長戦に突入。そして95分に逆転弾を浴びてしまい、ザルツブルクのCL敗退が決まった。
これにより、ザルツブルクにとって9年連続でのCLプレーオフ敗退となる。2005年にオーストリアの飲料メーカーのレッドブル社がクラブを買収してからクラブは生まれ変わった。クラブはそこから7度リーグ制覇を成し遂げたが、CL本大会出場は未だタブーとされている。
ザルツブルクは、2006年と2007年に2年連続でバレンシアとシャフタール・ドネツクという強豪と当たり敗北。一方で2009年と2010年にはイスラエルのマッカビ・ハイファとハポエル・テルアビブ、そして2012年にはルクセンブルクのF91デュドランジュという格下のクラブと対戦したが、そこでもCL本大会出場を阻まれた。
2013年には、前年にヨーロッパリーグの準決勝まで進出したトルコの強豪フェネルバフチェに敗北。2014年と昨年には2年連続でスウェーデンのマルメと当たり、2年続けて2ndレグで夢を砕かれた。
CL本大会までが予想以上に遠いザルツブルク。少なくとも10年連続でのCLプレーオフ敗退だけは避けたいところだ。
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