日本代表に招集された山口蛍【写真:Getty Images】
日本サッカー協会は25日、ワールドカップアジア最終予選に臨む日本代表メンバーを発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は24選手の名前を読み上げ、唯一J2からはセレッソ大阪の山口蛍が選出された。
昨年12月にドイツ・ブンデスリーガ(当時)のハノーファーに完全移籍したが、チームは最下位でリーグ戦を終えて2部に降格。山口も出場機会を十分に確保することができず、半年でC大阪に復帰している。
ハリルホジッチ監督は、山口はドイツに残ってプレーし続けるべきだったと述べ、Jリーグに復帰した現状には満足していないと語った。
「山口の状態には全く喜んでいない。彼を元気付けるためにドイツまで行ってきた。伸びるためにドイツに残って先発を勝ち取ってほしい言った。そのために必要なクオリティは全て持っていたはずだ。ドイツに残って戦ってくれれば代表にとって興味深い選手になるはずだった。ただ、メンタルの面で順応できなかった。戻ってくることは私は評価していない」
一方で、ハリルホジッチ監督は山口に「良い選手を簡単に手放すことはできない。A代表では毎回素晴らしいプレーができる。彼のようにボールを奪える選手はなかなかいない。だから私は呼んだ」と叱咤激励の言葉をかけながらも期待を寄せた。
ハリルホジッチ監督は山口を以前から高く評価しており、6月のキリンカップを除く全ての試合に招集している。
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