リーガ開幕節から「日本人が先発だ」
リーガ開幕戦のセビージャ対エスパニョール戦は、6‐4という派手な結果に終わった。大昔のサッカーか、そうでなければテニスのセットを思わせるような数字であり、リーガ1部では実に60年ぶりのスコアだった。観る者の多くを愕然とさせた2‐3‐5での全員攻撃で、サンパオリはリーガエスパニョーラ初陣の名乗りを挙げた。
バカンスの季節であり、2つのスーパーカップでの落胆もあったが、それでもサンチェス・ピスファンには多くのファンが詰めかけていた。サッカーへの熱意があり、新たな賭けが的中するのかどうかを確認したいという関心があった。
メンバー表を手にしたファンたちは、選手をどう配置するのかに考えを巡らせていた。サンパオリのイレブンを予想することは、今季の楽しい暇潰しとなりそうだ。ビトロがサイドバック? 最終ラインは2人だけ?
ビエットとベン・イェデルは初めてコンビを組んだ。他の新戦力たちも先発の座を確保しつつある。サラビア、“ムド”・バスケス、そして清武。「日本人が先発だ」と言うファンもいたが、もはやそれも珍しいことではない。
【次ページ】正真正銘のスペクタクル