ローマのフランチェスコ・トッティ【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)本戦出場をかけたプレーオフ。ホームにポルトを迎えたローマは0-3と惨敗し、3年連続となる本戦出場を目指したが、その夢は絶たれた。この日、出場機会のなかったフランチェスコ・トッティも敗戦を呆然と眺めるしかなかった。23日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』などが報じている。
アウェイでの第1戦を1-1のドローで終えたローマは、満を持してホームでの第2戦を迎えたが、前半早々にセットプレーで失点すると、39分にキャプテンのダニエレ・デ・ロッシ、50分にエメルソンが相次いで一発退場となり、残りを9人で戦うことになる。しかし、そこから73分、75分と相次いで失点し、CL本戦出場はあえなく消え去った。
この結果に指揮官ルチアーノ・スパレッティ監督は「理解するには厳しい結果だ。重要な試合を落としてしまった」と述べ、「皆、痛い思いが突き刺さっているが、前を向く時だ。勇気を持って、早く新たなページをめくらねばならない」と語った。
そして、MFラジャ・ナインゴランは「先制された後、こちらにもチャンスはあった。11人対11人ならもっとうまくできたが、9人では難しかった。この失敗から学ばねばならない」と述べ、MFケビン・ストロートマンも「我々はいい準備ができていただけに、なぜ、うまく試合に入れなかったのか分からない」と述べ、「ここからの再出発は難しいが、リーグ戦を頑張らねばならない」とコメントしている。
終盤、ポルトが得点を重ねるたびに、タッチライン際でアップをしているフランチェスコ・トッティの呆然とした表情が何度も映された。今季は1年契約のトッティ。来季の去就は現時点では不明となっており、このままローマのレジェンドはCLの舞台から去ることになるのだろうか。
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