セルヒオ・アグエロ(左)とパウロ・ディバラ(右)【写真:Getty Images】
2016/2017シーズンUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグがまもなく開幕する。CLは現地時間の23日と24日に、ELは25日にプレーオフ2ndレグが開催され本大会参加クラブが決定する。
今季注目を集めるのはUEFAカントリーランキングだ。現在3位イングランドと4位イタリアの差はわずかに「約2.3」となっており、今季のUEFA大会結果次第では3位と4位が逆転する可能性がある。
UEFAランクはUEFA大会に出場した全クラブの成績の平均によって選出されている。CLとELは等しく勝利数や引分数によってポイントが加算されていき、そこにCLの本大会出場や決勝トーナメント進出、CL・ELそれぞれ準決勝進出といったボーナスポイントが加わる。
全UEFA大会におけるカントリーランキングのため、CLと等しくELの成績も大きな影響を及ぼす。CLプレーオフで敗退したクラブはELに参加することとなるが、ELプレーオフで敗退したクラブはUEFA大会から欠場し獲得ポイントが「0」となるため、当該国の獲得UEFAポイントに大きな影響を与える。
今季UEFA大会に参加するプレミアリーグ(イングランド)とセリエA(イタリア)のクラブは以下。
【プレミアリーグ】
レスター・シティ:CL
アーセナル:CL
トッテナム:CL
マンチェスター・シティ:CLプレーオフ
マンチェスター・ユナイテッド:EL
サウサンプトン:EL
ウェスト・ハム:ELプレーオフ
【セリエA】
ユベントス:CL
ナポリ:CL
ローマ:CLプレーオフ
インテル:EL
フィオレンティーナ:EL
サッスオーロ:ELプレーオフ
今季セリエAがプレミアリーグをUEFAランクで上回り3位となった場合、2018/2019シーズンよりセリエAのCL出場権枠が4(本大会出場3クラブ、プレーオフ出場1クラブ)となる。一方でプレミアリーグはCL出場枠が3(本大会出場2クラブ、プレーオフ出場1クラブ)へと減少する。
ただし、近年ミラン、インテル、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシーといったクラブがCL出場権を逃していることに加えて、2018/2019シーズンよりプレミアリーグが3枠となる可能性を受けてUEFAはレギュレーションの変更を計画している。変更が実現した場合、UEFAランク4位までのリーグはそれぞれリーグ4位まで本大会出場が確約されるとみられている。
例年注目を集めるCLの激闘だが、今季はイングランドとイタリアについてはELでの戦いにも注目が集まる一年となりそうだ。
【了】