契約延長を報告したFWマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
今夏に移籍騒動を起こしたインテルのキャプテンFWマウロ・イカルディは、遂に念願の契約延長にまで漕ぎ着けたようだ。21日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じている。
突如契約更新問題により、イカルディの妻で代理人であるワンダ・ナラ氏の暴走から始まった夫の移籍騒動。これによりアーセナルからナポリまで数多くのクラブに獲得を狙われたが、結局元の鞘に収まることで決着がついたようだ。
インテルは、ボーナスを含めて最大で550万ユーロ(約6億円)にまで達する年俸での5年間の契約延長でイカルディと合意。それに加え、契約には1億1000万ユーロ(約125億円)にも及ぶ違約金も設定されているという。
しかし、今夏にユベントスが9000万ユーロ(約102億円)の違約金を支払ってFWゴンサロ・イグアインをナポリから獲得したことを踏まえ、この違約金は国外のクラブだけに有効な違約金となるようだ。そうすることで、国内のライバルクラブがイカルディの獲得を望む場合にはインテルとの直接交渉が必須となる。
インテルは10月までに正式発表をするつもりでいるようだが、その前にイカルディが自身の公式ツイッターで契約を延長したことを発表した。
「新たな目標、だけどこのユニフォームのために3年間注いで来た愛はこれからもずっと変わらないよ…それにその他多くのことのためにもね」
これにより、今夏突如火が付いた移籍騒動に決着をつけたイカルディとインテル。これからも相思相愛の関係が継続しそうだ。
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