ゴールを喜ぶバーンリーの選手たち【写真:Getty Images】
現地時間20日に行われたプレミアリーグ第2節でリバプールを破ったバーンリーが、ある記録を打ち立てて話題を呼んでいる。英紙『デイリー・メール』が報じた。
昇格組のバーンリーはサム・ヴォークスのゴールにより開始2分で先制すると、37分にアンドレ・グレイが追加点。前半のうちに手にした2点リードを守りきって、リバプールに勝利した。
そしてこの試合は、まさに「守りきった」という表現がぴったりな90分間だった。敗れたリバプールはボール支配率80.6%を記録し、圧倒的に攻め続けながら1点も奪えなかった。反対にバーンリーは19.4%のボール支配率で勝利している。
この「19.4%」という数字は、2003年に統計を取り始めてからプレミアリーグにおいて勝利したクラブが記録した最低ボール支配率だという。これまで長い時間攻め込まれながら耐えきって勝ち星を拾ったクラブはいくつもあったが、どこもボール支配率20%以上を記録。10%台で勝利したのは初めてのことだった。
今季はバーンリーと同じく昇格組のハル・シティが起用可能メンバー13人という異常事態にもかかわらず開幕2連勝で上位争いに絡むなど、小規模クラブの奮闘が目立っている。昨季のレスターの再現を狙っているのか、どのクラブもボール支配率など気にせず自信を持って大物食いに挑んできそうだ。
英『デイリー・メール』紙が掲載した過去の「低いボール支配率で勝利したクラブ」ベスト5は以下のとおり。
1位 2016年8月20日 バーンリー(vsリバプール、2-0):19.4%
2位 2015年5月2日 ウェストブロムウィッチ(vsマンチェスター・U、1-0):20.3%
3位 2013年12月4日 アストン・ヴィラ(vsサウサンプトン、3-2):21.2%
4位 2012年4月6日 ニューカッスル(vsスウォンジー、2-0):22.6%
5位 2014年9が21日 クリスタル・パレス(vsエバートン、3-2):23.9%
【了】